腹がえり? からすみ用のボラ看板  長崎市野母崎樺島町

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腹がえり? からすみ用のボラ看板  長崎市野母崎樺島町

日本の三大珍味、カラスミ(鱲子)は、魚の卵巣を塩漬けし、塩抜き後、天日干しで乾燥させたもの。日本ではボラを用いた長崎県産が有名。中国製の墨、唐墨に似ている所から名付けら、日本には江戸初期、中国から長崎へ伝わった。豊臣秀吉が食したという文献もある。

長崎奉行所勘定方として赴任した大田南畝(蜀山人)は、「からすみ」が非常な好物。元祖からすみ創業延宝三年「高野屋」(築町 県庁坂通り)に、次の家宝の掛軸狂歌が残されている。
掛軸の大意『玉の浦に住める人ざれ歌よみてたまれと 名を乞ふままに、所から野母のからすみと名づくとて、味わいは和歌も狂歌も一双の筆とりてすれ野母のからすみ』

産地は長崎半島の先端、野母崎樺島が本場である。樺島バス終点先の「からすみ本舗 おやど鳴子」。小川水産からすみ工場軒下にあった広告看板。ボラが海上へしぶきをあげてジャンプし、腹がえりしている。大板に油絵で描かれているようだ。躍動感がすばらしい。
おやど鳴子の玄関は、埋め立て前の古い通りにあった。

自家製の手づくりカラスミの作り方が、次の「kick sanのブログ」にあった。
http://blogs.yahoo.co.jp/kick_san1212/18688301.html