カヌーと導水管? 鹿尾川河口  長崎市磯道町

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カヌーと導水管? 鹿尾川河口  長崎市磯道町

国道499号線の鹿尾橋から土井首バス停にかけて見られる鹿尾川河口のカヌー練習風景。潮が満ちたときしか練習できない。
長崎鶴洋高校(前長崎水産高校)カヌー部だ。女子部員もいる。ソウルやバルセロナのオリンピックに出場し、入賞の実績を持つ。艇庫は柳埠頭か。
南高や西高にもカヌー部がある。浦上川でも練習風景を見たようだ。長崎はペーロンの本場だ。

後ろの写真は、鹿尾川の同川岸に敷設している導水管。上流の支沢から水を引き、昔は郵便局奥の丘を越し、土井首海岸の港に大タンク(跡あり)を造り、団平船や旅客船を兼ねた給水船で高島や端島へ水を運んでいた。
昭和32年(1957)、日本初の海底水道<高島・端島海底水道>が完成し、水問題にようやく終止符が打たれた。水源は野母半島の三和町付近の5本の堀井と長崎市の鹿尾水系からのもので、<三和町為石浄水場>を経由し、岳路海岸から海底に6,500mの長さの水道管を敷設して端島および高島へ給水するという、一大公共事業だった。
昭和42年の4度目の拡張の際に、貯水能力10万トンの<為石貯水池>(大川そば 写真)が完成した。この項の詳しくは、次のHP参照。
http://www.gunkanjima-odyssey.com (軍艦島オデッセイ 海底の生命線)
従って、現在の鹿尾川の導水管は、毛井首町の製氷工場が使用しているらしい。