石 橋? (4) 三川内山早川小学校跡の小さなアーチ式石橋 佐世保市塩浸町
陶芸の里「三川内皿山」はJR三河内駅手前、国道35号線三川内山入口交差点から右折し、奥の谷間へ入る。
三川内山の石橋は、「三川内山」バス終点児童公園下の川に残り、すぐ手前の路地から右へ下る。陶石製の見事なアーチ式石橋である。
これと別に小さな石橋がある。国道から皿山へ行く中間くらいに市立三川内山保育所とバス停がある。この手前右方からコンクリート舗装道が下って上がっている。道が小川を跨いでいるのが見える。
写真のとおり可愛らしい石橋が残っていた。上にコンクリートが塗られ、左面から見えるが、右面からは拡幅されて確認できない。幅2m、長さ1mほどの小橋。礎石や内部の石の組み方からアーチ式石橋である。
橋の道は、上の2軒の邸宅の登り口。この高台は今は家と庭畑となっているが、実は三川内小学校発祥之地「早川小学校跡」だった。昭和49年2月、創立100周年を記念し山口造園代表取締役山口廣夫氏が寄贈した記念碑があり、早川小学校がここにあったのは、「自 明治十二年三月 至 明治十九年九月」と刻んでいた。
どうやら、この石橋は、早川小学校創立時に造られた学校正門口の橋のようだ。小さいながら地元三川内山の貴重な歴史を残した橋であった。
なお、三川内皿山には、天満宮(釜山神社)にも石桁橋の参道橋がある。