波戸の桜並木と元宮公園・椿が丘の桜 長崎市蚊焼町外
長崎市三和界隈の桜紀行。前項で川原大池公園を載せた。次に波戸の桜並木と元宮公園・椿が丘団地入口の桜を訪ねる。
写真 1〜10 波戸の桜並木道 (蚊焼町)
蚊焼から岳路へ今の国道は、蚊焼の地蔵寺前を通る。「岳路みさき道」もほぼ同じであって、蚊焼大川沿いに遡った。しかし、波戸から南百合崎を越し、海岸沿いの丘陵を岳路へ行く道もあった。春は桜並木が美しい。カーブの多い道。今は市道折山線となり、町認定は昭和40年である。くじら浜やホテルPALKO前へ出る。
この入口に「櫻御前」と刻んだ珍しい石祠がある。正面「櫻御前」、右面「明治廿四年十一月」、左面「桑原幸松 立之」とある。桜並木と何か関係ないか、高崎先生に生前、聞いたことがあったが、由来はわからなかった。
2007年8月記事を参照。https://misakimichi.com/archives/190
道の桜は、もう老木が多い。15本ほど残っているが、2本はまだ樹勢が良い。大きく枝を広げ、花をつけていた。
写真 11〜19 元宮公園の桜 (布巻町)
三和行政センターがある栄上交差点の1つ手前に、「元宮公園」入口バス停がある。橋を渡ると、大川沿いに衣笠球場にかけての道脇に桜が多く植えられている。上の高台は「ふるさとの森」。展望台やアスレチック広場がある。
三和町の歩みによると、昭和61年(1986)元宮公園多目的広場及びテニスコートが完成。昭和63年(1988)元宮公園の完成を記念し、『鉄人』衣笠祥雄氏が来町。多目的広場を「衣笠球場」と命名。平成6年(1994)元宮公園ふるさとの森ピクニック広場完成。植樹はこの頃か。
写真 20 椿が丘団地入口の桜 (椿が丘町)
椿が丘団地は、昭和52年完成。約400世帯。現在、団地入口は桜の名所となっている。これは、昭和56年に住民の手で130本の桜を植樹した成果である(さんわの足跡30頁)。