湾月石(三日月石)ともう1つの大石  長崎市伊良林1丁目

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湾月石(三日月石)ともう1つの大石  長崎市伊良林1丁目

長崎市伊良林1丁目の光源寺近くの2つの霊場に、それぞれ大石が祀られている。湾月石(三日月石)は長崎名勝図絵にも紹介されている珍しい石らしい。
岩永弘氏著「歴史散歩 長崎東南の史跡」2006春刊の35、40頁要旨は次のとおり。

光源寺右側の路地に長崎西国第21番霊場があり、堂の横に長さ1mの半月形の凹みがある大石がある。古来「湾月石」の名で神石として祀られ、眼病を患う者が祈れば応えがあると伝えられている。「三日月石」とも言う。
もう1つは、光源寺から若宮通りを歩いて1分先、長崎四国第41番霊場の伊良林観音堂の左側。巨石は幅3m、高さ2m。刻まれた字は経年、読めるのは「安永三甲午天(1774)奉納大無妙典全部塔」とある。大石前に石柱は「弘法大師霊場第六番札所・大正十五年四月」

HP「広助氏の丸山歴史散歩」の2004/07/09記事によると次のとおり。
B−26:灣月石(わんげついし/みかづきいし)【光源寺境内】
灣月石は光源寺の裏手にある巨大な石のことで、真ん中に三日月の形をした傷があります。江戸時代後期に書かれた長崎名勝図会にも紹介され、現在もそのままの形で残っています。
一方、光源寺山門前のから若宮稲荷神社の方に進むと伊良林観音堂(沿革不詳)がありますが、そのお堂の脇にも大きな石があって、一説には、空の上からお月様が落ちて来てお月様は途中で半分に割れ、一つは光源寺の横に、もう一つは伊良林のところに落ちたといわれています。