長崎の古写真考 目録番号:5164 中島川と古町橋と光永寺

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長崎の幕末・明治期古写真考 目録番号:5164 中島川と古町橋と光永寺

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」に収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。

目録番号:5164 中島川と古町橋と光永寺

■ 確認結果

1枚目の古写真の絵葉書には、下部に「長崎桶屋町」と撮影地を印字している。2枚目の古写真「目録番号:5162 中島川と桃渓橋(1)」は、掲載写真の入れ間違いで、正しくは「中島川と一覧橋と光永寺」となると前項で指摘している。
赤く彩色した寺は、屋根の形や白塀を見ると、両方とも桶屋町なら「光永寺」に間違いない。

「光永寺」を左の岸に挟み、中島川の下流にあるのが「一覧橋」、中島川の上流にあるのが「古町橋」である。
したがって1枚目の古写真の橋は、「古町橋」でなく「一覧橋」である。「目録番号:5164 中島川と一覧橋と光永寺」とならなくてはならない。
「一覧橋」現地説明板の古写真と比較しても、橋の姿は同じのようである。
後ろの2枚の写真は、「古町橋」側から見た「光永寺」。中島川の流れに対して寺の向きが逆となる。