区−M 大崎の大崎鼻  (確認 長崎要塞区域標 第十九号)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

区−M 大崎の大崎鼻  (確認 長崎要塞区域標 第十九号)

県道から大崎公民館のある浜へ出て、右手海岸を10分ほど岩場伝いに行くと大崎鼻である。ここの大きな海岸岩の上に海難遭難者を弔う地蔵尊が2体建つ。地蔵のことは地元の人はよく知っているが、陸軍省標石はあまり知らない。現地の鼻に山側から下ってみた。近くのミカン畑山田氏が標石を覚えており、「どれ。久し振りに行ってみるか」と言ってわざわざ案内してくれた。地蔵を調べに越中先生や故森永・丹羽先生も以前来たことがあるらしい。

地蔵と同じ岩の上に少し離れてあった。「長崎要塞区域標」「第十九号」である。地蔵尊を配し雲仙・天草を望み、天草灘の海面に風情を感じる。標石が波風でやや傾いているのがよい。大崎側から満潮時でも岩場伝いに難なく行ける。一見してほしい標石である。

(注)写真の撮り直しがあり、平成19年7月30日再訪した。台風のためか地蔵尊は新しくなり、不動明王がない。この脇の古い碑も撮ってみた。