横津の石槨(せつかく)  諌早市飯盛町下釜

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横津の石槨(せつかく)  諌早市飯盛町下釜

国道251号線により矢上大橋を渡り、諌早市飯盛町の交差点まで行き、右折して飯盛漁港へ出る。突堤の先が前ノ島と向島である。別名三味線島。
その手前、船だまりが下釜集落。下釜公園から右手へ路地に入ると、横津の岬の防風林一帯に「下釜石棺・石室群及び下釜貝塚」がある。

その1つがこの「横津の石槨」。路地脇に明瞭に確認できる。「石槨」は文化財用語で、読みは(せつかく)または(いしき)。棺を納めるために墓の中につくった石の部屋。
他の石室や貝塚は、住宅地などとなってよくわからない。
現地説明板は次のとおり。

諌早市指定文化財(史跡) 横津の石槨  昭和63年12月20日指定

昭和2年に枇杷島の海水浴場工事の際に発見されました。人骨3体が発見され、1体には石の枕がしてあり、1体には腕に貝輪がつけられていました。遺物などは長崎大学に保管されていましたが、原爆の被害により焼失しました。
横津の岬上の防風林の中には他にも石棺や石室が発見されており、他にも縄文時代後期、弥生時代前期から中期の貝塚も発見されています。
平成19年3月 諌早市教育委員会