千尋藻の漣痕  対馬市豊玉町千尋藻

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

千尋藻の漣痕  対馬市豊玉町千尋藻

国道382号線により豊玉町和坂交差点まで行き、右折して対馬上島の東海岸を回る県道39号線へ入る。千尋藻トンネルを出て集落への道を下ると、戸浦の小さな入り江に出る。
「千尋漣の連痕」は、右岸の海岸道を行くと、一軒家の先の海岸崖地に漣痕が見られる。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。

千尋藻の漣痕  県指定天然記念物

指定年月日 昭和41年5月26日  所在地 下県郡豊玉町大字千尋藻字戸浦630
管理責任者 豊玉町
対馬は、全島がほとんど泥質の第三紀層よりなり、一括して対州層群とよばれている。地層は主として厚い頁岩か、頁岩・砂岩の互層である。頁岩に挟まる砂岩の上面や下面に、堆積作用のあらわれとして、水流や水の動揺の痕跡を留めているところが多い。上面の波状の起状は漣痕であり、下面には水流の流れによって泥がかきとられた跡を埋めた砂の型が底痕として残される。
千尋藻の漣痕は、昭和27年の台風時の崖くずれによって、地層面が露出したもので、対馬では比較的発見例は多いが、この漣痕が規模も大きくみごとである。