勝本のハイビャクシン群落  壱岐市勝本町東触

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勝本のハイビャクシン群落  壱岐市勝本町東触

郷ノ浦港から国道382号線により勝本町へ行く。勝本町の中心から勝本港へ出て右方へ進み、串山半島の峠を越して串山海水浴場に向かう。
天ケ原海岸へ出た所に「壱岐の土台石」の断崖がそびえ、辰の島の指定地と一帯をなした串山半島の「勝本のハイビャクシン群落」がある。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。

勝本のハイビャクシン群落  県指定天然記念物

指定年月日 昭和26年7月3日  所在地 壱岐郡勝本町東触  管理責任者 勝本町
ハイビャクシン(裸子植物、ヒノキ科)は海岸の崖地や砂地に生ずる。その分布は朝鮮半島南部の数個所のほかは、対馬上島の北部と東部の海岸、壱岐北部の辰の島、若宮島、名鳥島、串山半島、上五島の美良島、ほかに福岡県と佐賀県に1個所ずつ生育するだけである。全分布はほとんどは長崎県内にある。
天然記念物の指定地は、上記の辰の島(国指定、別記)のほか、名鳥島、串山半島の自生地をふくむ。風当たりが強くて他の植物が生じ難い崖地に、一面に広がって群落をなし、あるいは砂浜の上部にハマゴウと混生して広がっている。通常はスギの葉のような針葉だけであるが、まれにヒノキの葉のような鱗葉をまじえるものもある。幹は地面をはい、全長10m以上に達することもある。他県ではほとんど見ることができない植物である。