壱岐渡良のアコウ  壱岐市郷ノ浦町渡良東触

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壱岐渡良のアコウ  壱岐市郷ノ浦町渡良東触

郷ノ浦港から町の中心通りを北西の牧崎半島「鬼の足音」方面へ向かう。「鬼の足跡」は、渡良浦分岐から右の道へまっすぐ進むが、しばらく行くと道路沿いの墓地前を通る。
墓地の間に「渡良のアコウ」の案内標識があり、ここから右方の車道を200m下って行くと、半城湾に臨む小さな入り江に着く。

車道は海岸で行き止まり。右上の林内を見上げると「渡良のアコウ」がすぐ近くにある。隣に空家があった。案内標識がある墓地は、渡良浦分岐と鬼の足跡のちょうど中間くらいの地点。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。

壱岐渡良のアコウ  県指定天然記念物

指定年月日 昭和33年6月5日  所在地 壱岐郡郷ノ浦町渡良東触字美鹿崎858
所有者 郷ノ浦町
あこうは南方系のクワ科の樹木で、同科のイチジクやイタビ類に近く、その北限の一つは佐賀県の高串で、そこがあこう北限地として国の指定を受けている。
壱岐は、九州本島からはるかに離れた玄海に浮かぶ島であるが、この島の西海岸、半城湾に臨んだ海辺に指定のあこうがある。自生か植えたものかの判断は困難であるが、もし植えたものとしても貴重である。
指定は2本であるが、そのうち1本は指定前に途中から切られている。残りの1本は根回り4m、生育は旺盛である。