中尾山で見つかった煉瓦アーチ橋 東彼杵郡波佐見町中尾郷
本年6月初め、波佐見町中尾山で小さい煉瓦アーチ橋が新しく見つかっている。次の記事により波佐見町に残るアーチ石橋は、15橋と紹介していたが、これで16橋となった。
https://misakimichi.com/archives/684
見つけられたのは、” fwd−net 長崎・諫早 ”のHP「長崎県の石橋を訪ねて」zento1氏。なんの情報もなく中尾山へ奥さんと窯元めぐりに行き、気づかれた橋。
波佐見町の中心街を通る県道1号線の「中尾山入口」交差点から右折。中尾山へ向かう。入口右の通りにある陶山神社近くの「伊東橋」のほか、中尾山には石橋は2つ残る。
中尾山へ着いて「陶郷中尾山」のゲートをくぐると、すぐ右の川に煉瓦アーチ「永田橋」が見え、次に「中尾山陶源橋」を渡るが、下を覗くとこれは立派な石造アーチ橋である。
今回、見つかったのは、この川の右横に並行して流れている小川。家並みの中はほとんど暗渠となっている。「中尾陶源橋」の先に、右へ30mの窯元「山慶」に入る車道があり、この道路下に小さな煉瓦アーチ橋が残っていた。下側の駐車場奥から見るとよくわかる。
上へ路地へ回って上流へ行くと、桁石橋の小さなものも残っていた。
HP「長崎県の石橋を訪ねて」による説明は次のとおり。
写真 第 199 番 山慶前のレンガ橋 波佐見町中尾山
架橋年は未確認 長 さ 1.5m 幅 員1.6m+拡張
上流側に石柱を渡して拡張している。
波佐見町の中尾山に入ってゲートを潜った右手が永田橋(中尾レンガ橋)、本通りを少し上がった所が中尾山桃源橋。その先に右手に駐車場が有って山慶さんに入るところに架かる橋。
下流の永田橋(中尾レンガ橋)と同じようにレンガをブロック状に切り出して石拱橋の工法で架けた橋。陶芸の里らしい橋だ。環厚は0.3m、拱矢0.5m、スパン1.5mの小さな橋とはいえ、何度も通った中尾山に見落としが有ったということは、もっと見つかる可能性が高まったと嬉しくなる。(06/08/2008)