小野小学校のハナキササゲ  諌早市小野町

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小野小学校のハナキササゲ  諌早市小野町

国道57号線により小野・森山の方へ向かう。諫早市街からの県道55号線に続く市道と合い、しばらく進むと小野小学校のグランド前を通る。このあたりは現在、国道拡幅工事中。干拓の里入口のまだ手前となる。

諌早市の名木「きささげの木」は、小野小学校グランドの国道側隅にある。国道をグランドの先まで行って、右折すると国道側校門から見られる。古い学校なので、校舎の高台にモミやユリノキの大木もあった。
Otoji.K氏HP「長崎の名木」リストの中の説明は次のとおり。

ハナキササゲ(花木大角豆)

ノウゼンカズラ科キササゲ属 落葉高木
樹皮は灰褐色で縦に割れ目がある。葉は対生し広卵形で浅く3裂するか、ほとんどしない。6〜7月、枝先に円錐花序を出し4〜5cmの白色の花を咲かす。内側に紫色のすじある。花冠はロート状で5裂し唇状になる。縁はあまり縮れない。果実は細長い朔果。

オオアメリカキササゲとも言う。同じ北米原産でアメリカキササゲがある。こちらは、3cmほどの白色の花で、花の内側に紫色の斑点があり、縁が縮れるのが特徴。
諫早市・小野小学校にあるハナキササゲ。諫早市の名木の一つ。

小野小学校HPによる「校歌」は次のとおり。作詞はあの宮崎康平、作曲は山口健作氏。いちょうの梢とともに2番目に「きささげの花」が歌われている。
HPの次記事「小野の紹介」「小野の風景」も為になる。「きささげの木」の植えられたいきさつと樹の大きさが、以下のとおりあった。
この外、小学校の中庭は「小野古墳」で、出土品は小学校玄関の陳列ケースにおさめられている。小学校上のこんもりとしげった森は、戦国時代に築かれた「小野城跡」。
画伯野口弥太郎は、6年生の半年間小野小学校に在学し、野口家は小野小学校となりに白壁の土蔵のある家である。小学校のとなりは大楠の「宗方神社」で、これらの紹介と学校の風景写真などがある。
小野小学校の校歌

1 きよらに晴れる多良の峰  緑にかおる朝のつゆ  いちょうの梢に陽がのぼるよ
ああうるわしのまなびやに  なつかしのかねはなる  なつかしのかねがなる

2 はるかにわたるしらぬい橋  光にかける青い夢  こんぴら山に雲がわくよ
ああふるさとのまなびやに  きささげの花はさく  きささげの花がさく

3 ゆたかにみのる小野平野  あかねにそまる空の色  宗方の森に陽が沈むよ
ああとこしえのまなびやに  ゆりかごの鳥はなく  ゆりかごの鳥がなく

「きささげの木」

小野小学校の運動場には,「諫早市の名木百選」に選ばれたキササゲの大木があります。中国原産の落葉高木で別名「あずさ」とも言われます。ささげの形に似た長さ30センチメートルにもなる実をつけ,中の種は腎臓病の薬とされています。
このキササゲは,宮崎康平氏の作詞による校歌にも歌われ,樹齢80〜90年,樹高15メートル,幹周り3メートルもある大木です。昭和8年に松崎留男先生が久留米の植木屋より購入され,旧校舎の玄関に植えられたそうです。
今日も,このキササゲの木は,小野っ子たちを優しく見守っています。