大島巨大火山弾産地  北松浦郡小値賀町大島郷

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大島巨大火山弾産地  北松浦郡小値賀町大島郷

大島は小値賀島の属島で、小値賀笛吹港の南西部にあり町営船「第3はまゆう」が通う。所要時間10分。片道270円。
火山弾は小値賀町歴史民俗資料館通りの石垣上に並べて展示している。長崎県HPはここの写真を載せているが、大島へ渡り大きな実物を見ることとした。

同船した小値賀小学校大島分校の先生の話から、まず学校正門にある火山弾を見に行った。門柱の両脇に1mあまりの大きさのを2つ乗せていた。
大島は現在31世帯100人位が暮らす。分校は小学生のみで6人。

島の人の話では、火山弾の産地は「中ダキ」という島西側の断崖海岸に大きいのが多くあるそうだ。船でしか行かれない場所なので、集落の中を探した。
波止場の「自力更生碑」の基礎部、公民館後ろの民家(ここの方はマニア。島内の火山弾と石器を収集)、墓地奥の「英霊碑」の下石に見事な火山弾を見た。

大島分校HPのアルバムを見ていたら、波止場に昭和61年小値賀町が設置した古看板の写真があったので、火山弾場所の参考のため載せた。
後の2枚の写真は、大島へ渡らなくても小値賀本島で見られる火山弾。小値賀町歴史民俗資料館前通りと、前方郷後目公民館の門にもあった。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。

大島巨大火山弾産地  県指定天然記念物

指定年月日 昭和29年12月21日  所在地 北松浦郡小値賀町大島郷尾泊
所有者 小値賀町
小値賀島とその周辺に点在する属島(納島・斑島・古路島・薮路木島・大島・宇久島・黒島など)の地質は、ほとんど玄武岩の溶岩流と火山砕屑物とで構成されている。溶岩状の玄武岩は、一般に平坦な溶岩台地をつくるが、火山砕屑物は噴石丘(臼状火山)をつくる。火山砕屑物は、色の黒っぽい(黒、褐、赤など)岩滓を主とし、この中にしばしば火山弾を含んでいる。
とくに大島では、形の大きい火山弾が多量に見られる。火山弾は、流動性に富んだ玄武岩質のマグマが火口から空中に飛ばされ、飛行中に特定な形をとったものである。形は球、楕円形、紡錘形などと種々あるが、いずれも空中で固結した時に生ずるものである。