明人堂  五島市福江町

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明人堂  五島市福江町

福江港ターミナルから福江商店街へ入る。奥浦方面への県道162号線により唐人橋へ向かうと、橋の少し手前左方に五島市指定史跡「明人堂」がある。
五島市観光協会HP「五島市観光情報サイト 五島」による説明は次のとおり。

倭寇の守り神・明人堂  ◎福江港から歩いて10分

天文9年(1540)、当時東シナ海を舞台に貿易商として活躍していた明国の王直は、通商を求め福江に来航した。財政的に苦しんでいた領主宇久盛定公は喜んで通商を許し、城下(江川城)の高台に居住地を与えた。これが現在の唐人町である。
その一画に王直ら中国人が、航海の安全を祈るために廟堂を建立し、その跡が現在の明人堂であると云われている。王直はその後、平戸に居を構え、倭寇の大頭目に転じていくことになる。以前は明人堂のそばに、交易の時に使用したと思われる荷揚げ場が残されており、付近一帯が交易の場として栄えていたと思われる。
現在の新しい明人堂は、官民一体となった建設資金の募金活動により、島内外の浄財を集め建設されたものであり、建設にあたっては石材等は中国から取り寄せ、中国風の瓦葺きや壁画は中国の工人の手によりなされたものである。