百間井樋 玉名市築地字沓掛・西ノ山
サイト「近世以前の土木・産業遺産」熊本県リストによるデータは、次のとおり。玉名市の北西部、国道208号玉名バイパスにより浮田溜池に行くと、溜池や玉名病院北側に遺構がある。
百間井樋 ひゃっけん
玉名市 石積水路 長約50m(石積)、全長は約1km 江戸後期 市教委 小川から溜池に通水する用水路の一部に石積が残る 3 C
バイパス改築事業に伴う玉名市文化財調査報告第23集 「浮田溜池関連施設」玉名市教育委員会2010年発行から、「第22図 浮田溜池導水図」を載せる。
現地撮影写真ほか資料は、玉名市立歴史博物館こころピア 荒木様の協力により提供を受けた。写真説明は、次のとおり。
1 百間井樋 水の取り入れ樋門。水路は水門の上から、左(木立ちのある)に流れる。水樋門下流から上流を見る。
2 百間井樋 中央草地(凹部分)が水路。
3 百間井樋 暗渠入口。
4 百間井樋 暗渠出口。
5 百間井樋 水路。手前から奥に流れる。
「謎の隧道遺構 トンカラリン 熊本県玉名郡和水町」は、本ブログ次を参照。
https://misakimichi.com/archives/3479
サイト「近世以前の土木・産業遺産」熊本県リストによるデータは、次のとおり更新され、「浮田下ノ池・吐井手」も新規登載された。
百間井樋(呑口) ひゃっけん
玉名市 西の川〜浮田溜池 石トンネル(用水) 長95m 嘉永5(1852) 市教委 保存状態良好/現役 惣庄屋・関忠之亟/切石を積み上げた側壁上に石板を載せた堅固な構造 1 A
浮田下ノ池・吐井手 うきた
玉名市 浮田下ノ池〜元口掛 護床敷石 長26m,幅5-7m 嘉永5(1852)以降 市教委(浮田溜池関連施設p11-17) 上流側2段は洋風に並べられた布石状の敷石、最下部は打込みはぎ状の敷石 惣庄屋・清田新之允によって文化13(1816)に浮田溜池(中ノ池)が造られたが、嘉永5の干魃を受けて中ノ池の上下に造られた溜池/下ノ池から流出する3本の水路のうちの「元口掛」に設けられた導水路 1 A