長崎半島によろい竜の化石

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長崎半島によろい竜の化石

長崎新聞県内トピックス(2014年7月8日更新)による記事は、次のとおり。化石写真は7月8日、私が野母崎行政センターで一般公開中を撮影した。本ブログ次の記事も参照。
野母崎海岸で発見された長崎初の恐竜化石  https://misakimichi.com/archives/2400

長崎半島によろい竜の化石

長崎市の三ツ瀬層から発見された恐竜の歯の化石。(左から)よろい竜、肉食恐竜の2点(提供・福井県立恐竜博物館、長崎市教委)

福井県立恐竜博物館と長崎市教委は7日、長崎半島西海岸にある約8100万年前(白亜紀後期)の地層「三ツ瀬層」から、よろい竜と肉食恐竜(獣脚類)、計3点の歯の化石が見つかったと発表した。よろい竜の化石(足跡を含む)の発見は国内5カ所目で県内では初めて。長崎半島では約10年前から白亜紀後期の恐竜の化石発見が相次いでおり、重要な研究場所として注目が集まっている。

よろい竜は主に白亜紀後期に生息し、アジアで約20種が報告されている。4足歩行の草食で背部に装甲を持つなどの特徴がある。見つかった歯の化石は幅約10ミリ、高さ約9ミリ。これまで国内で見つかったよろい竜で最も新しい時代の化石だった。体長は5〜8メートルと推定されるが、種の特定は困難という。肉食恐竜の歯は2匹分で、幅約7ミリ、高さ約14ミリと幅約5・5ミリと高さ約7ミリ。

恐竜博物館と市教委が昨年4月に共同で発掘調査。このほかにカメやワニの化石など約60点を採掘した。恐竜博物館の宮田和周(かずのり)主任研究員は「白亜紀後期の恐竜の化石がこれだけまとまって見つかる場所は珍しい。今後もっと驚く発見がある可能性もある」と期待を語った。
化石は8〜10日に野母崎行政センター(野母町)、12日〜8月2日に市科学館(油木町)で一般公開する。