野母崎海岸で発見された長崎初の恐竜化石

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野母崎海岸で発見された長崎初の恐竜化石

毎日新聞2010年7月3日付の記事は次のとおり。レプリカが長崎市野母崎行政センターで16日まで展示されているので見に行った。資料は会場パネルとなった配布されたパンフレット。
レプリカは7月21日から長崎市科学館(油木町)で展示され、化石実物が9月初めから同館で公開される。
1962年、高島炭鉱から見つかった上腕骨は、日本最初の恐竜化石ではなく、哺乳類と訂正されている。最後の写真は野母崎行政センター玄関ホールの壁画。

長崎初恐竜の化石 ハドロサウルス類と確認 野母崎で

長崎市野母崎の海岸から白亜紀後期(1億年〜6500万年前)に生息した大型草食恐竜ハドロサウルス類の化石が見つかったと、福井県立恐竜博物館が2日、長崎市で発表した。
全国で恐竜化石出土例は二十数例あり、長崎県内から恐竜化石が発見されるのは初めて(全国18道県目)。ハドロサウルス類は幅広いくちばしを持ち、主に二足歩行したという。化石は左ひざ頭部分で幅約28センチ、高さ約30センチ。個体の全長約10メートルと推測される。

同博物館の宮田和周(かずのり)主任研究員が04年、西九州の地層研究のため野母崎を訪れて発見。形状などから09年にハドロサウルス類の化石であることを確認し、修復作業を経たうえで発表した。
同博物館の東(あずま)洋一特別館長は2日、長崎市役所で田上富久長崎市長に報告。「恐竜化石で、部位がわかりやすいものはまれ。長崎市の地層から今後も重要な資料が発掘される可能性が高い」と話した。
5日から長崎市役所などでレプリカが公開され、9月初めから実物が長崎市科学館で展示される。  (毎日新聞 2010年7月3日)