月別アーカイブ: 2015年12月

荻前田橋  日置市東市来町養母荻 ( 鹿児島県 )

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荻前田橋  日置市東市来町養母荻

HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」鹿児島県の石橋によるデータは、次のとおり。県道304号東市来町養母荻の上市来郵便局裏側、農協支所前の大里川に架かっている。橋の手前と渡った先に大きな架橋記念碑が2つある。

№798  荻前田橋

日置市東市来町養母
市指定有形文化財
大里川
橋長:21.6m  橋幅:5.5m  径間:8.2m  拱矢:4.2m
架設:昭和6年
平石橋から県道309号線に戻り、北西に1.9Km進むと右手に見えます。

荻の荻前田橋
「荻前田橋は、長さ21.6m、幅5.4m、高さ5.65mである。
高さ1.72m、横73cm、厚さ52cmの大きな架橋記念碑に、
起工 昭和六年二月八日
竣工 昭和六年四月二十三日
総工費 弐千六百五円
夫役延日数 弐千参百四拾五日
部落戸数 壱百拾戸
浩司委員長 宮内貞夫
会計主任 米澤與七郎
監督 田丸佐吉  宮内才ニ
久保與兵衛 恒吉森左ヱ門
監督兼設計者 松山利行
と刻まれている。
昭和62年8月20日、有形文化財として町の指定を受けている。
現在、二連アーチ式石橋は、ここのみである。」
日置市教育委員会

樋之口(たいのくち)橋  日置市東市来町養母荻 ( 鹿児島県 )

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樋之口(たいのくち)橋  日置市東市来町養母荻

HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」鹿児島県の石橋によるデータは、次のとおり。県道304号東市来町養母荻の上市来小学校前を過ぎた左側の大里川に架かっている。橋を渡った先に架橋記念碑があった。

№801  樋之口(たいのくち)橋

東市来町荻
大里川
橋長:12.7m  橋幅:4.6m  径間:11.9m  拱矢:4.8m
架設:昭和2年
飯牟礼橋から県道304号線を荻前田橋まで戻る。さらに150m先を左折、400m先右手に架かっています。

養母の田の神  日置市東市来町養母 ( 鹿児島県 )

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養母の田の神  日置市東市来町養母

現地説明板は、次のとおり。県道305号東市来町元養母バス停手前に案内標識があり、北側の旧道へ入る。庚申田の神の右脇にも、小さな田の神があった。

養母の田の神
この田の神は、昭和43年3月29日、有形系民俗文化財として、県の指定を受けている。
像だけの高さ92センチ、灰白色の粗い凝灰岩で作られている。頻はつぶれているが、眉の少しつり上がった分怒相、あごひげも見られる。冠に長い瓔を垂れ、長い袖のひだが、地に着く程で、背後にも裾が長く垂れ、両手で胸の前で、笏を持っている。袴の背面に
奉造立田之神一躰
左側面に、
明和六己丑十二月吉日(1769)
庚申講人数相中
と、刻んであり、庚申供養のために作られている。庚申供養のための田の神は県下に20数基あり、萩集落の元文四年(1739)のものが最古であるが、破損がひどい。
日置市教育委員会

長里の石敢當2  日置市東市来町長里 ( 鹿児島県 )

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長里の石敢當2  日置市東市来町長里

サイト「近世以前の土木・産業遺産」鹿児島県リストによるデータは、次のとおり。市指定文化財の「長里の石敢當」(養母の石敢當)は、国道3号沿い杉ノ迫の角(長里1569番地)にあるようだが、これは遺産サイトで画像はすでにある。

長里の石敢當 ながさと
日置市 石敢當(道標兼) 高164㎝,幅35㎝,厚22㎝ 安永3(1774) 市有形民俗 日本の石敢當p149/現地解説板 原位置? (正面上部)「石敢當」、(同下部中央)「右 ゆのもととをり」=道標を兼ねた石敢當は稀/建立:杉之迫郷中/全国で2番目に高い石敢當 1 B

私が見たのは、同じ長里でも県道305号東市来中前交差点から北へ入った市道奥にある石敢當。次の養母萩へ行くため、道を間違えて湯之元からここを通っていて見かけた。
小さな川脇の民家入口前にあり、高100cm、幅25cm、厚15cmほど。年代の刻みはなかったが、一応、ここも東市来中前交差点に出た長里だったので、「長里の石敢當2」として記しておく。所在図参照。

蘭牟田の石敢當  薩摩川内市蘭牟田麓西 ( 鹿児島県 )

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蘭牟田の石敢當  薩摩川内市蘭牟田麓西

サイト「近世以前の土木・産業遺産」鹿児島県リストによるデータは、次のとおり。「蘭牟田の石敢當」は市指定文化財。県道42号蘭無田温泉先から蘭牟田池の方へ向かう。水車のある竜仙館前や蘭牟田小学校を過ぎ、蘭牟田池入口からそのまま市道を少し進むと、麓西の民家入口の石垣上にこの石敢當が立つ。

蘭牟田の石敢當 いむた
薩摩川内市 石敢當 高110㎝,幅18㎝,厚12㎝ 宝暦4(1754) 日本の石敢當p147 (正面)「石敢當」 C

薩摩川内市文化財一覧表では、次のとおり。

81 祁答院 市指定 民俗文化財 有形民俗文化財 藺牟田麓西の石敢当(いむたふもとにしのせっかんとう) 祁答院町藺牟田 平成15年3月1日

さて、次の「上川内の石敢當」。薩摩川内市文化財担当でも、上川内では所在は知らないと言う。肥薩おれんじ鉄道上川内駅から北西部が「上川内町」で、御陵下町から京セラ後ろ側を行く薩摩街道を、高城町妹背橋まで辿ったが、商人町があった地元でも、まったく手がかりとなる話が聞けなかった。

上川内の石敢當 かみせんだい
薩摩川内市 石敢當 高140㎝,幅32㎝,厚15㎝ 安永7(1778) 日本の石敢當p150 石垣に埋もれている/中央部で折損→C補修 (正面)「石敢當」 4 C

出典は日本の石敢當P150。私の見落としがあるかも知れないが、この頁に載っていたのは、国道267号田海町交差点から南へまっすぐな白浜橋を渡った先の白浜公民館前にある「白浜の石敢當」を念のため訪ねた。
「白浜の石敢當」の写真は 7枚目以下のとおり。高45cm、幅16cm、厚11cmほど。安政6年の銘で、これではなかったため、「上川内の石敢當」の調査は保留とした。