福井洞窟  佐世保市吉井町福井

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福井洞窟  佐世保市吉井町福井

吉井町中心部から福井川に沿う松浦市への県道40号線へ入る。吉井北小学校を過ぎると福井町となり、すぐ県道の右脇に「史跡 国指定福井洞穴」の標柱がある。
神社の社殿裏手が福井洞穴である。
吉井町「吉井町ふるさとガイドブック YOSHII−BOOK」平成6年刊2〜3頁の説明は次のとおり。
福 井 洞 窟(国指定史跡)

この洞窟は、洪積世(約3万年前)から沖積世(現世)にかけて、人類が居住地として利用した遺跡です。昭和11年、社殿改築のとき洞窟床面が約1m掘削され、土器、石器、人骨等が発見されました。
その後、町の郷土史家、故 松瀬順一氏が学会に報告し、昭和35年から3次にわたり日本考古学協会西九州調査団による調査が行われた結果、深さ約6m、16層に分かれた地層から、3万年以上前の先史遺跡が確認されました。
昭和48年に佐世保市の泉福寺洞窟から豆粒文土器が出土するまでは日本最古(縄文早期約1万2千年前)の土器であった隆起線文土器が、細石刃とともにこの洞窟の3層から発見されました。
また、13層からは世界最古の石器が発見されるなど、旧石器時代から縄文時代にかけての遺物が層位的に出土しています。