神埼市(脊振町)に残るアーチ石橋
神埼市に残るアーチ石橋は、「脊振の眼鏡橋」の1橋である。国道34号線神埼市役所前から脊振・三瀬への県道21号線により行く。長崎自動車道東脊振ICなら、県道飯町交差点まで戻って入る。
眼鏡橋まで約5km。城原川の新橋のすぐ下流に架かる。
N氏HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋 佐賀県の石橋」によるデータ及び現地説明板は次のとおり。
写真 №1,433 脊振の眼鏡橋 2005.01.03 脊振町大字鹿路字川ノ内
城原川 橋長:20.0m 橋幅:6.0m
架設:明治24年
東背振ICより県道31号線へ。佐賀方面へ2.9Km先、飯町交差点を右折約5Km先左手にあります。
め が ね 橋 所在地 脊振村大字鹿路字川ノ内
この橋は、明治の中期、県内道路改修の一環として進められた橋梁架け替え工事によって架設されたもので、当時、地形や工法上の数多くの困難を克服した先人の努力が結集した貴重な文化遺産の一つである。
橋の幅員6m、長さ20m、橋脚は城原川両岸の岩盤に固定され、耐久性と、急流の負荷を少なくするために、アーチ構造を持つ石造橋として、明治24年3月に総工費875円で竣工した。
この橋の完成によって、三瀬、背振の山内に通じる広滝山里道と、神埼方面に至る仁比山県道が直結して、神埼郡内の南北縦貫幹線道路が完備、以後の交通運輸、産業開発に計り知れない恩恵がもたらされた。更には、背振渓谷の景観にも一層の趣が加わって道行く人々の目を楽しませてきたのである。
しかし、近年の車輌大型化と、交通量の激増から架け替えの必要が生じた為昭和53年9月、東方100m余の地点に現在の鉄筋コンクリート製の新橋が架設され、旧めがね橋は、明治期における脊振村の近代化を象徴する文化遺産として保存され、今日に至っているのである。
平成十四年六月 神埼市教育委員会
恵みの流水
脊振村は、森林と水源のふるさとです。
森林は、人々にやすらぎとうるおいをあたえ、さらに私たちの生活に欠かせない大切な水を育んでくれます。
めがね橋の欄干から噴き出る水「恵みの流水」は、みどり豊で自然の豊富な村「せふり」からここを訪れる人たちへの贈りものです。
平成14年6月