岩戸山樹叢  南島原市加津佐町己

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岩戸山樹叢  南島原市加津佐町己

国道251号線で島原半島の西岸を回る。加津佐に入ると、野田浜海水浴場の先にこの山が見える。海に突き出た陸けい島。山自体が天然の展望台をなしている。山麓に巌吼寺がある。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。

岩戸山樹叢  天然記念物(国指定)

指定年月日 昭和3年3月31日 所在地 南高来郡加津佐町字岩戸山 所有者 加津佐町
岩戸山は凝灰角礫岩からなる海抜100m余の小山である。その地形は,崩積土からなる山麓の傾斜地と母岩がほとんど露出した山頂の岩角地とから成る。
山麓の傾斜地には,タブノキやスダジイを主木とする照葉樹林がある。その樹高は12〜17m,高木の幹径は70cmに達する。イスノキ・ショウベンノキ・オガタマノキ・ヤマモモ・ヤブツバキなどの照葉樹を混じえ,林下にはアオノクマタケラン・ノシラン・ヤブラン・フウトウカズラ・オオイワヒトデなどの常緑草木が密生する。この林相は,島原半島南部の低地の照葉樹林の原形をよく残している。
山頂の岩角地にはクロマツが広く生育しているが,イワシデ・イワガサ・マツバウツギ・キハギが岩角地特有の群落を形成する。ほかにハカマカズラ・ノグルミもここに分布している。