長崎の住宅地などに残るアーチ石橋 長崎市伊良林2丁目ほか
長崎市の中島川石橋群は有名であるので、これら以外の長崎の住宅地などに残るアーチ石橋。最近の橋の姿を写した。
西山川・古賀・船石・平野・坂本はすでに紹介している。畦別当・出島・あぐりの丘は後日訪ねたい。HP「長崎県の石橋を訪ねて」リストによる順序。説明は次のとおり。
写真 1 第 68 番 若宮神社参道橋 長崎市伊良林2丁目
元治2(1865)年 長さ2.8m 幅員約2.4m
竹の芸で有名な若宮稲荷神社の参道に架かる橋。
小さいが端正な石橋だ。写真中央の左下に見える穴は、川の断面積を広げるためのバイパス。橋の保護のための手法の一つ。
写真 2 第 85 番 森 橋 長崎市館内町18〜十人町11
明治25年 長さ約2.5m 幅員 約2.0m
森伊三次氏が寄贈した橋。地元出身の森伊三次氏が寄贈した橋は、同じ川の上流に、もう2橋ある。アーチ橋ではないのだが、これも石橋。榮(さかえ)橋とが森伊橋。
写真 3 第 51 番 杉の上橋 長崎市手熊町
大正5年 長さ4.6m 幅員1.8m
手熊川の河口から50m程上流の支流との合流点に架かる。
河口の手熊橋も石造アーチ橋で有ったが、昭和57年の水害後撤去してしまった。杉の上橋は気をつけていないと、ただの歩道に見えてしまう。
写真 4 第 160 番 三原町2号橋 長崎市三原1丁目13番地(浦上川支流)
年代は未確認 長さ6.0m 幅員2.7m
浦上川の支流だが正式には下の川都市下水路という。
西山線のバス停、登立口バス停から下る。付近の車は通るが、外部の人間には通行が難しい。10
写真 5 第 161 番 山 口 橋 長崎市虹が丘町6番地(岩屋川)
年代は未確認 長さ4.9m 幅員3.8m
親柱が4本とも残っているが、橋の上部は嵩上げされていて判りにくい。
道の尾から、長崎工業高校に向けて走って、並行する岩屋川に沿って旧道にはいる。橋の向こうは岩屋山公園の上り口。だから山(の)口橋かも。
写真 6 第 153 番 本河内3号橋 長崎市本河内1丁目トンネル西口バス停そば
年代は未確認 長さ3.52m 幅員2.52m
長崎街道に架かる橋
日見トンネル西口から、峠の入り口に架かるこの橋は、長崎街道の通過点。
(追 記 2010年11月17日)
写真 7 第 209 番 下向の橋 長崎市向町
長さ2.0m 幅員2.1m 径間1.6m
向町といっても馴染みが少ないが式見漁港の住宅街の小道に架かる橋。径間僅か1.6m、長い石材が少ない地域とはいえ道路に架かる橋としては最小径間クラスの橋だ。
次の記事を参照。 https://misakimichi.com/archives/2448
写真 8 若宮神社参道の桁橋 長崎市伊良林2丁目
長さ2.3m 幅員3.0m
若宮神社の大鳥居がある参道石段の途中に架かる。アーチ式石橋の下流側。