千々石ホテル跡の樹叢  雲仙市千々石町乙

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千々石ホテル跡の樹叢  雲仙市千々石町乙

雲仙市千々石町の野田神社大タブノキを見に行く途中、商店街通り手前で左手に高い木立が目立った。路地を行ってみると大正年代頃の「千々石ホテル」跡。町が整備し、自由に見学できる。場所は、国道251号線から右へ入った千々石小学校の西方(海岸側)。

日本の樹木は、鎮守の森などで残されていることが多いが、こういったこともあったのだ。さほどの大木は見あたらず、樹種の説明はできないが、まとまった木立と湧水の庭園が残されていて、写真のみ載せる。ホテルの歴史の詳しくは、雲仙市千々石の地域情報サイト「千々石ネット」史跡中にある。
現地説明板は次のとおり。
千 々 石 ホ テ ル

千々石ホテル主・城代良治が、いつ頃からホテルを経営していたかは確認できないが、少なくとも大正元年には、洋風建築の千々石ホテルと、正面のレンガ門は写真により確認することができる。千々石ホテルの外観は洋風であるが、内は障子や畳の部屋もあったそうである。広い敷地内には庭園が整備され、観光客を移動する人力車も二台見える。千々石村は千々石海水浴場など景色に富み、また、雲仙・小浜への湯治客も多く、内外人が来て遊ぶことも少なくなかった。また、千々石ホテルは、よく千々石村の接待の場としても利用されていたそうである。(「千々石史談第二号」写真説明から抜粋)              平成十六年十月   千々石町