パイナーカー 石垣市平得
HP「石垣市内の文化財 (史跡)」による説明は、次のとおり。国道390号の平得交差点手前、沖縄県警察安全運転学校八重山分校から対面南側の市道へ入る。すぐ「パイナーカー」の史跡説明板がある。
3−2.パイナーカー
この井戸は、長さ約20m、40段の石段があるウリカー(降り井戸)である。ウリカーとは直接水面まで降りて水をくむ井戸のことで、琉球石灰岩の岩盤を削って作られている。
平得村の伝承によると、年代は明らかではないが、井戸のある場所付近がナカントゥと呼ばれていた頃、ウーリヤー(宇里家)に武勇に優れた7兄弟がいて、昼間は彼らが井戸を掘り、夜は神が掘って、この井戸が完成したといわれている。
平得村の共同井戸として、一般家庭へ水道が普及されるまで大切に利用された。また、井戸の周辺からは多くの鉄滓や土器が見つかっており、パイナーカー遺跡としても知られる。 [碑文より一部抜粋]
パイナーカーは石灰岩の岩盤を削り、斜面に40段の石段を築いて直接水際まで下りて汲むウリカー(降り井戸)です。井戸底までの急勾配の通路は約1m、長さは約20m。地表から垂直に約11mの深さで底に達します。