ウプカー(大川)  宮古島市平良字西仲宗根 ( 沖縄県 )

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ウプカー(大川)  宮古島市平良字西仲宗根

サイト「近世以前の土木・産業遺産」沖縄県リストによるデータは、次のとおり。宮古島市の市街地東北部、県道83号大和井交差点の近くにある。「大和ガー」の交差点反対側の場所。

ウプカー(大川)
宮古島市(宮古島) 平良市街地 石積井(不定形) 1717年以前 市史跡 現地解説板 平成16に発掘→その割に、石垣・水面とも草で覆われ荒れた感じ 牛馬専用の井戸=きわめて珍しい 2 B

宮古島市HPの 宮古島市の文化財 > 史跡26〜50 による説明は、次のとおり。

市指定史跡 大川(ウプカー)  指定年月日: 平成17(2005)年5月30日
掘削年代は明らかでないが、『雍正旧記』(1727年)に「大川掘年数不相知暦代二成及大破候、康熈五拾六丁酉年修補牛馬之用水所」と記述されており、康熈56(1717)年に補修工事がなされていることから、18世紀初頭にはすでに大川が存在していたことがうかがわれる。当時の人々の暮らしにとって、牛馬は重要な労働力であった。数多く存在する井泉のなかで、牛馬専用を目的としたものは極めて稀である。
戦後、水道の普及や牛馬飼育の激減により、大川を利用することがなくなり何時しか土砂に埋もれてしまった大川を、2004(平成16)年10月、文化財総合整備事業の一環として発掘し、約50年ぶりに全体の様相を市民へ伝える事ができるようになった。