大和ガー 宮古島市平良字西仲宗根
サイト「近世以前の土木・産業遺産」沖縄県リストによるデータは、次のとおり。宮古島市の市街地東北部、県道83号大和井交差点の近くにある。
後ろの写真5枚は、「大和ガー」の左側手前にある「ブトゥラガー」。簡素な造りで、一般の住民用として用いられたものと考えられている。
大和ガー やまと
宮古島市(宮古島) 平良市街地 洞井(切石積、湧水) 周囲の地表面から10m以上低い 1720年頃 国史跡 現地解説板/WEB 保存状態良好 大規模な半地下式の洞井(自然岩盤を切石積で補強・整形→井戸の周りに相方積みの石垣)/通路には20段の階段を設置/首里王府派遣の一部役人だけが使用したとされる 1 A
宮古島HPの 宮古島市の文化財 > 国関係 による説明は、次のとおり。
国指定史跡 大和(やまと)井(がー) 指定年月日: 平成4(1992)年12月18日
平良市街の東北に位置する泉(洞井)である。『雍(よう)正旧記(せいきゅうき)』に(1727年)記されている内容から、1720年ごろに掘られたと考えられている。井戸の周りは大小の切り石を円形に積み上げてあり、上り下りの通路には石段が設けられている。伝承によれば、首里王府派遣の在番役人など一部の者のみが使用し、一般の人々には開放されなかったといわれている。かつては泉に至るまでに2ヶ所の門があって、水守りもいたとの言い伝えがある。南島の人々と水とのかかわり合い、石工技術の見事さを示す石造遺跡として類例のないものである。