島尻のマングローブ林  宮古島市平良字島尻 ( 沖縄県 )

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島尻のマングローブ林  宮古島市平良字島尻

宮古島市HPの宮古島市の文化財 > 名勝・天然記念物による説明は、次のとおり。県道230号に戻り、しばらく北上すると、「島尻のマングローブ林」入口の案内標識があり、右折する。島尻集落へ戻り気味に、ばたらす橋の先まで行くと、この橋が架かる入江に「島尻のマングローブ林」がある。駐車場・散策路は少し奥へ入る。
実際は、池間島からの帰りに寄ったので、夕方となり日照が悪かった。

市指定天然記念物 島尻のマングローブ林(りん)  指定年月日: 平成12(2000)年2月14日
マングローブ林は熱帯、亜熱帯地方の海岸や河口の汽水域(海水と淡水が混ざり合う水域)の泥土に生育する常緑低木一高木の一群である。日本では南西諸島に数種が分布し、鹿児島県喜入が北限とされている。沖縄県内では、4科6種が分布し、八重山6種、宮古5種、沖縄本島4種の分布が確認されている。
島尻のマングローブ林は、奥行き約1kmの入江(バタラズ)に発達し、宮古諸島内で最大規模の群落を形成しており、ヤエヤマヒルギ、オヒルギ、メヒルギ、ヒルギモドキおよび宮古を北限とするヒルギダマシの3科5種が確認されている。宮古に分布するすべてのマングローブが観察でき、河川のない地域で群生を発達させて植物地理学上重要である。
マングローブ林は「海の森」とも呼ばれ、特殊な生態系を持つ。その生態系内の「食物連鎖」を児童・生徒が学習するのに最適な場所でもあり、環境保全の面からも適切に保護する必要がある。