江越先生の新刊「長崎がうんだ奇妙人列伝」案内 ( 長崎県 )

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

江越先生の新刊「長崎がうんだ奇妙人列伝」案内

江越弘人氏著「長崎がうんだ奇妙人列伝」が、2016年4月、朗文堂(東京都新宿区)から発行されている。四六版 上製本 148頁 定価1600円+税。本書の内容は次のとおり。

はじめに

宮原祥平、富永隼太、長崎七兵衛、3人の生き様を綴り始めたのは、今から7年前の平成20年、私が西海市立大瀬戸歴史民俗資料館に勤めていた頃である。
大瀬戸歴史民俗資料館は、昭和57年に大瀬戸町によって創設され、農具や漁具などの民族資料はもとより、石鍋資料や家船関係資料などが中心に展示されている非常にユニークな資料館である。…
大瀬戸歴史民俗資料館に言葉を費やしてしまったが、この外、多くの歴史民俗資料が本資料館の開館にあたって、地域の協力によって多数収集することができた。
本書に紹介する宮原祥平、富永隼太、長崎七兵衛も、主に本館所蔵文書によっている。宮原と冨永は西海市出身者であり、文書資料も旧家から本館に寄贈または寄託されたものである。長崎七兵衛については資料の来歴は不明である。時津村に十石の所領があり、大村に住み、勤めていたようである。それが何故、西海市の本資料館にあるのかは分からない。
しずれにしても、私は7年前、3人に出会い(もちろん、文書の上で)、幕末から明治にかけての激動の時代に生き抜いてきた生き様に感動した。以来、よく読み取ることのできない古文書と格闘しながら、名も知られぬ3人の人生を追ってみた。
書いている時には、対照的な3人の人生にひかれて、ただ、調べたまま、思いのままに書きなぐっていただけであった。しかし、80の齢を重ねた今、この3人を私の墓中に収めてしまうのも申し訳なく思い刊行の手立てを探っていた。
幸い朗文堂片塩二朗氏のご厚意により、小冊子ながら出版することができた。
私の拙いこの本をお読みになり「歴史の宝庫、長崎」にも陽は当らないが、興味のある人物がいたことを知っていただけるなら、何よりもうれしく思うところである。
平成27年   江 越 弘 人