伊能忠敬長崎測量足跡探訪ウォーキング 第1回 2016年1月
伊能忠敬は、文化10年8月19日から9月19日までの1か月に亘って長崎やその周辺を測量しているが、今日、長崎に於いて伊能の足跡を記す史料は極めて乏しい。僅かに『長崎志続編(続長崎実録大成)』に「8月19日、測量御用の為に、天文方高橋作左衛門手附伊能勘解由着。旅宿炉粕町大同庵。9月18日当地出立す」とあるのみである。
…そこで、伊能忠敬の測量日記、遠山景普日記、長崎オランダ商館日記(五)などをもとに、伊能の測量隊が長崎に到着し滞在していた頃の長崎の様子を明かにし、その理由を考察してみることにする。…
2016年1月23日(土)、長崎街道ネットワークの会主催により”伊能忠敬長崎測量足跡探訪ウォーキング 第1回(市中)”が実施された。元伊能忠敬研究会入江正利氏とみさき道歩会の共催。
午前10時に桜馬場天満宮に集合、日記等から追跡図のとおり要所を訪ね、炉粕町大同庵跡(現立正佼成会長崎教会の地)で解散した。参加48人。参加料各回1000円は、資料代と伊能顕彰碑に充てる。
第2回は、2月20日(土)、長崎駅カモメ広場に集合、新地湊公園まで歩くが、すでに申し込みは定員に達している。
前記は、講師の長崎街道ネットワークの会会長江越弘人先生稿「伊能忠敬の長崎測量と長崎奉行」から主旨のみ抜粋。詳しい資料と説明は省き、実施状況を写真によって報告する。今回の様子は、KTN1月23日午後5時55分からの県内ニュースで報道された。
この項は、本ブログ次なども参照。長崎市観光政策課からは新年度予算がつけば、同地にさるく説明板を設置したいとの回答はあっている。
伊能忠敬長崎測量の止宿は、諏訪神社下の地
https://misakimichi.com/archives/4394
伊能忠敬測量隊本陣・別宿跡などの碑 杵築市杵築
https://misakimichi.com/archives/4909
伊能忠敬の足跡伝承 熱海・伊豆山の老舗旅館に標柱新設 静岡新聞NEWS(2015/12/2)
http://www.at-s.com/news/article/culture/shizuoka/175572.html