左近の石  人吉市 人吉城跡内 ( 熊本県 )

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左近の石  人吉市 人吉城跡内

サイト「近世以前の土木・産業遺産」熊本県リストによるデータは、次のとおり。人吉城跡の北東、水の手門上の広場に、球磨川の川中から移された「左近の石」があるので、堀合門の対面からこの広場に上がる。

左近の石 さこん
人吉市 人吉城<球磨川> 自然石(安山岩)(治水用) 高2.2m,周囲10.8m,重31t 慶長12(1607) 現地解説版 昭和43、人吉城内に移設 家老・村上左近の進言/中河原の先端に巨大な石を置き、洪水に備えたり流路調節に使われた 3 B

現地説明板は、次のとおり。

左近の石
重さ31㌧、周り10.83㍍、高さ2.19㍍、安山岩のこの巨大な岩は、本来は水の手橋中央部付近の球磨川の中に置かれていた岩の一つであり、昭和43年の球磨川の河川改修工事の際に城内に移されたものである。
慶長12年(1607)に中州の中川原(大岩瀬)を挟んで球磨川唯一の橋である大俣橋・小俣橋が架けられた。しかし、中洲を橋台としていたため増水で橋が壊れることが多く、人吉藩家老の村上左近の進言によって中州の上流部の先端に大岩を多数沈めて中州が流失しないようにしたという。
平成9年3月  人吉市都市計画課