呑吐堰・跡 熊本市南区富合町杉島
サイト「近世以前の土木・産業遺産」熊本県リストによるデータは、次のとおり。国道3号緑川に架かる緑川橋から上流部に呑吐堰・跡はある。
呑吐堰・跡 どんどぜき
熊本市(南区) 緑川 石樋門 慶長8(1603) WEB 川の中に残骸が僅かに残るのみ 加藤清正/屈曲した緑川の洪水時の流下機能を高めるため、延長1,448m、幅127mの放水路を開削(堀川呑吐)→そこに造られた防潮用の樋門跡 5 C
HP「くまもとウォータライフ 熊本水遺産」土木・建設物による説明は、次のとおり。
66. 呑吐堰跡 (どんとぜきあと)
加藤清正の時代、緑川は富合町杉島で大きく北に湾曲しており、水はけが悪く大水害を引き起こしていた。そこで、杉島から緑川を直流させるため新川を堀削した。これが堀川呑吐と呼ばれるもので、緑川の放水路の役割をなした。ここに築かれた堰が呑吐堰であり、宇土一帯160町余の田畑を潤すと同時に、舟運のための砂防堰の役割も兼ねていた。
※写真は干潮で水が引いている時間に撮影したものです。
[場所]熊本市南区富合町杉島