三社大神宮のホルトノキ・ヤマモモ 長崎市長浦町手崎
長崎市長浦町手崎の三社大神宮にある。国道206号線を長崎市琴海行政センター前を過ぎて行くと、すぐカーブする所の上に陸橋がある。この手前から右方の狭い車道に入り、すぐまた左の道に入ると、三社大神宮の鳥居前に出る。奥の鳥居から社殿の周りの森には巨木が林立している。こんなところによく残っていると圧倒される。下はもう海である。
Otoji.K氏HP「長崎県の名木」リストの中の説明は次のとおり。
三社大神宮のホルトノキ
琴海町長浦郷手崎にある。山門を過ぎると本堂がある。その左側にカシやシイの高木がそびえている。その藪の中にホルトノキがあった。手前の白っぽい木はシイ。ホルトノキの幹は板根になっている。神社は300年以上前からあったらしいので、このホルトノキの樹齢も300年以上はあるだろう。
「長崎県植物誌」の著者・外山三郎氏は、このホルトノキは町指定に値すると述べている。町の支援が待たれる。
神社はクスノキ、シイ、モウソウチクなどの高木に囲まれている。境内には相撲の土俵があった。山門の脇には ヤマモモの巨木がある。りっぱな巨木だ。ヤマモモの幹は洞になっていて、昔はその中に神を祭っていたが、後に神社を建立したとのこと。近所の人の話によると、戦時中、出兵する兵隊さんはこの神社で祈願し、戦地に向かったとのこと。この神社は現在、この地区の住民によって維持されていて、神主も持ちまわりであるらしい。鎮守の森とはこのような神社のことを言うのだろう。