「大正九年三月設」の標石のある石垣  長崎市高浜町

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「大正九年三月設」の標石のある石垣  長崎市高浜町

これは路地裏探検「ラビリンス」の部類の郊外編。「みさき道」の道筋に目にするので、一応紹介しておく。長崎市高浜町の町中の家にある。
「みさき道」は先項の長野観音堂跡公民館の方へ行かず、高浜郵便局から右のまっすぐな小道に入る。すぐ川沿いの車道に出るが、角の商店から小道を直進する。道は緩やかにカーブしながら国道499号線と出合う。高浜バス停の先となる。

この国道に出る手前に、見事な石垣と塀のある広い屋敷がある。左側の石垣の上を見ると、中間くらいでコンクリート塀が白壁となり、その境目に「大正九年三月設」の標石をはめ込んでいる。なかなか凝った石垣の造りと標石である。
榎の大木がある国道側に玄関があり、新しい家となっている。坂を上がって覗くと庭も立派だった。

今来た道を振り向くと、長崎半島南の第一高峰、ゴルフ場内の二ノ岳(標高325.5m)が遮るものなく聳える。いかにも街道の道である。なぜ「二ノ岳」と言うか。ピークが2つあるためらしい。
この家は本村宅。高浜に本村姓が多い。街道沿いであり特別に由緒ある家かと思ったが、近隣の人に聞くと、明治時代からの大農家であったようだ。
「みさき道」は国道を横切り、なお古い家並みの中を行く。高浜海水浴場前の八幡神社前に出るが、八幡橋の架かる川の河口は渡らない。