岳の棚田  佐賀県有田町岳 ( 佐賀県 )

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岳の棚田  佐賀県有田町岳

サイト「近世以前の土木・産業遺産」佐賀県リストによるデータは、次のとおり。
国道202号山谷交差点から県道326号により岳集落を過ぎ国見道路に上がり、左の国見トンネルの方へ向かうと棚田館がある展望が良い国見棚田公園がある。

岳の棚田 たけ
(西松浦)有田町 棚田石垣 570枚 安土桃山〜江戸期 日本の棚田百選 WEB 保存状態良好 堅固な石垣が特徴 1 B

ウィキペディアフリー百科事典による説明は、次のとおり。

岳の棚田
平均勾配 1/5
面積 28.6ha
枚数 570
水源 ため池
法面構造 石積
事業導入 有
開発起源 安土桃山時代〜江戸時代
対象農家数 35
10a当収量 420kg
戸当営農規模 0.8ha
戸当枚数 16

岳地区の棚田は、上流域水源林からの流出水と、上流の溜め池を水源として、棚田は岳地区により共同管理となっている。1996年(平成8年)開催の第2回「全国棚田サミット」を契機に地域の若手グループにより「岳信太郎棚田会」が発足し、荒廃化しつつある棚田の状況に対する理解を、都市住民に呼びかけることとし、会では、都会では味わえない農作業(田植え、稲刈り)や自然戸歩む生活の理解を深めるため、棚田オーナー制を展開している。また、現在実施中である「中山間地域総合整備事業」において、岳地区に棚田を活用した体験農園を整備する計画である。

当地区の上部には国見道路が通過しており、眼下に望む風情は、棚田形状の美しさと点在する集落とが一体となり、農村の原風景が未だ残る。法面には、堅固な石積みが施されており石積みの技法は、布築、谷築、その他幾通りかの方法が用いられており、現在も地域に継承されており周辺地域を含んだ農村景観の美しさに秀でている。 良質な水資源の活用と牛糞の堆肥やレンゲ栽培による緑肥の施用により棚田米の生産を図っている。