波佐見町のキリシタン墓碑群 波佐見町野々川郷
長崎県学芸文化課HP「長崎県の文化財」による説明は、次のとおり。県道104号の県境手前に案内板があり、県道カーブ地点から左へ120m入る。集落墓地の奥の方にあった。
波佐見町のキリシタン墓碑群 山奥にひっそりと残るキリシタン墓碑群
史跡(県指定)
よみがな はさみちょうのきりしたんぼひぐん
指定年月日 1972年02月04日
所在地 東彼杵郡波佐見町野々川郷字大石の本1406
最寄り駅 西肥バス「大日」バス停 車10分
ここの墓碑は,石工の手によらない粗雑な十字紋を陰刻しただけの自然石立碑で,台石もなく,すべて西に面して地面に立てられている。この地方のキリシタンは,明暦2年(1656)の郡(こおり)崩れ以後の弾圧強化で消滅したと思われるので,現存する墓碑群は明暦以前のものと推定される。厳重なキリシタン検索のなかで残り得たのは,伏碑と異なる自然石立碑であったためであろう。キリシタン分布の実証資料としても貴重である。