野々川ダム 波佐見町湯無田郷
波佐見町教育委員会「はさみ100選ガイドブック」1987年発行の119頁による説明は、次のとおり。主に治水を目的とした小規模ダム。クレストにラジアルゲートを2門使用する。
波佐見町から佐賀県武雄市山内への県道104号沿いにある。
88 野々川ダム
本町の中央部を流れる波佐見川(川棚に注ぐ)は、延長21.8km、流域8,144ha、県下で2番目の河川です。
波佐見一万石(米)の灌漑水源で、古くから私たちの大切な水源として利用されてきました。ところが本町では5年おきぐらいに集中豪雨の被害を受けました。これを防ぐためにその上流にダムを建設しなければという声が高まり、野々川に治水ダムを建設することになりました。
昭和43年ダム対策委員会が生まれ、翌44年に測量やボーリングが始まり地質調査もすみ、45年に用地買収・補償をすませました。46〜47年にかけて県営工事としてすすめられ、48年3月野々川ダムは完成しました。
ダムの完成で洪水調節の役割りを果たし、田や水資源の確保に役立っています。その放流水の一部は上水道に利用されています。ダムの高さは25m、頂上の長さ86m、総貯水量は105万トンです。
ダムの周囲は道路も整備され、春のつつじ・秋の紅葉が美しく、野鳥も多くて緑豊かな自然と調和しすばらしい季節感はハイキングコースにも最適なところでする
大日バス停(東小学校入口)からダム堤頂まで約2kmありますが親子づれや歩こう会グループに好評です。