御用御清水  島原市城内1丁目 ( 長崎県 )

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御用御清水  島原市城内1丁目

サイト「近世以前の土木・産業遺産」長崎県リストによるデータ及び現地説明板は、次のとおり。
武家屋敷跡見学者用駐車場近く、島原第一中学校の北西角にある。

御用御清水 ごようおしみず
島原市 城内1丁目 湧水(石造) 寛文9(1669) 市史跡 市教委/WEB 保存状態良好/木戸を復元 城主の居館があった三の丸の用水の水源地/石塀で囲まれた長方形の取水場(入口に木戸) 1 B

島原市指定史跡  御用御清水  (現地説明板)
寛文9年(1669)丹波国(京都府)福知山から入府した藩主松平忠房公は、武家屋敷一帯の生活用水として水道の設置を行いました。
この御用御清水も城主の居館があった三の丸(現、県立島原高等学校および市立第一小学校敷地)の用水として建設されたことが松平文庫の古文書に記されています。
武田流軍書候圮師神之巻の「方角を以て水を用うべきの事」の条に「酉(とり)の方よりの出水をば智水と言う也、才智名にして自然に富貴到来の家となる。合戦するときは大いに切り勝相也」とあり、三の丸御殿の真西に当るこの湧水を、特に大切にしたことはたいへん興味のあることです。
建設以来三百年以上、どのような干ばつにも涸れることなく豊かな清水が湧き出ています。
昭和57年12月26日指定   島原市教育委員会