清泉寺跡の磨崖仏群  鹿児島市下福元町草野

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

清泉寺跡の磨崖仏群  鹿児島市下福元町草野

鹿児島市「谷山市民会館だより」平成25年10月号による記事は、次のとおり。

校区の文化財紹介シリーズ 第3回目は福平校区の清泉寺跡磨崖仏を紹介します。

国道225号線の向原バス停から、海の方向に五分ほどくだったところに清泉寺跡があります。川辺の宝福寺の末寺である清泉寺は、慈眼寺と同じように百済(韓国)の日羅上人が開いたといわれています。寺の本尊は日羅上人の作と伝えられている高さ約2・7メートルの阿弥陀磨崖仏です。隣りに「建長3(1251)年と刻んだ鎌倉時代の小磨崖仏もあります。
寺は一時すたれましたが、応永年間(1394〜1427)に覚卍和尚によって再建され、さかえました。しかし1869(明治2)年の廃仏毀釈で廃寺になりました。寺跡一帯は、うっそうとした樹木におおわれ、岩間から清水がわき出し、清泉の名にふさわしい所です。
寺跡には石垣、覚卍和尚の墓、板碑群、五輪塔群、2メートルを越える磨崖仏など、昔の面影を残しています。