佐多岬  南大隅町佐多馬籠

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佐多岬  南大隅町佐多馬籠

ウィキペディアフリー百科事典による説明は、次のとおり。

佐多岬
佐多岬(さたみさき)は、鹿児島県肝属郡南大隅町佐多馬籠に位置し、大隅海峡に面する岬。北緯30度59分10秒、東経130度39分42秒。大隅半島のみならず、九州本島の最南端にあたる。霧島錦江湾国立公園(旧霧島屋久国立公園)に含まれる。

佐多岬先端部は2012年10月29日まで一帯を管理していた岩崎産業が運営する佐多岬展望公園として入園料を徴収していたが、10月30日付で譲渡され南大隅町の所有となり、無料で入園できるようになった。また、入場時間制限も撤廃され、いつでも訪れることができるようになった[1][2]。佐多岬展望公園には展望台やレストハウスが設置されていたが、老朽化のため撤去された。公園入口前の佐多岬駐車場には九州最南端の公衆電話がある。

地理
岬の北約600 mの所を北緯31度線が通過しており、ニューデリーやカイロと同緯度である。北東から伸びてきた大隅半島が細まり海へと没する地点で、岬の先にもしばらく岩礁が続く。中生代の砂岩や頁岩が互層を成した海食崖が見られる。

岬の東方に枇榔島(びろうじま)が、岬から岩礁を隔てて南方100mに大輪島(おおわじま)が浮かぶ。岬の背後に控える山塊は御崎山あるいは蘇鉄山と呼ばれており山腹に御崎神社がある。また岬の先端からは、天候によっては種子島・馬毛島・屋久島や三島村の島々、薩摩半島南部の開聞岳などを望むことができる。

一帯に群生するソテツは「鹿児島県のソテツ自生地」として国の特別天然記念物に指定されている。他にもハマユウ、ビロウなどの亜熱帯植物が自生する。

歴史
708年(和銅元年)、佐多岬近くに御崎神社が創建された。古くは御崎三所権現と呼ばれており、毎年旧暦の正月20日、2月18日、9月19日に祭礼が行われ周辺から多くの人々を集めていた[3]。

1871年(明治4年)、大輪島に佐多岬燈台が設置された。海抜 60 m、光達21.5海里。初代の建物は、明治初期の日本で多くの灯台を手がけた英国人リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計だったが、太平洋戦争で空襲を受けたため、1950年(昭和25年)に再建された。

1964年(昭和39年)3月16日に、霧島国立公園に錦江湾地域および屋久島地域を加えて霧島屋久国立公園とした際に、佐多岬地域も錦江湾地域に含まれ、国立公園となった。また1970年(昭和45年)7月1日には佐多岬周辺が海浜公園にも指定されている。その後2012年(平成24年)3月16日に屋久島地域が分離したため、霧島錦江湾国立公園となっている[4]。

1963年(昭和38年)に岬の近くまで、地元の岩崎グループが道路を建設し、1964年(昭和39年)から佐多岬ロードパークとして私有の有料道路として供用が開始された[5]。これにより観光開発が進むことになった。…

交通
大隅半島の中心地である鹿屋市から、国道269号・鹿児島県道68号鹿屋吾平佐多線・佐多岬ロードパーク経由で佐多岬駐車場まで自動車で到達できる。佐多岬駐車場から佐多岬先端部の展望台跡までは徒歩で移動する必要がある。なお、公園内の歩道はバリアフリー未対応である。