平幸治氏著「肥前国 深堀の歴史」(新装版)が再刊

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

平幸治氏著「肥前国 深堀の歴史」(新装版)が再刊

地元深堀出身で現在芦屋市在住の、平幸治氏著「肥前国 深堀の歴史」(新装版)が、長崎新聞社から再刊されている。長崎市深堀の異色の歴史について集大成。史料を駆使して克明に描いた本格的郷土史。
2002年(平成14年)に初版発売後、完売。待望の新装版。有名書店などで発売中。
A5版 673頁 定価2,800円+税。
巻頭の平成25年10月著者再刊のことばは、次のとおり。平氏は「みさき道」において、「関寛斎日記」原文解読など、たいへん尽力いただいた。

新装版印行にあたって

『肥前国 深堀の歴史』は限定小部数の自費出版であったためすぐ絶版となり、その後も読みたいという問い合わせがあったが、応えられなかった。
このほど内容はそのままに装を新たにして再刊することとした(ただし明らかな誤植は訂正し、巻末に補注若干を加えた)。
10年も前の、資料を切ったり張ったりの寄せ集めに過ぎないような作物であるにもかかわらず、改装版を印行するのは、わが郷土深堀の歴史に興味関心を寄せ深堀を愛する人が少しでも増えて欲しいと願うからに他ならない。とくに深堀の長い歴史を知って郷土に誇りを持つ子どもたちが増えることを切に希う。

深堀遺跡の発掘は引き続き都度行われ、中世の資料など「多くの重要な調査成果が蓄積されつつ」あり、「発掘資料と文献資料の比較・照合による当該期研究の進展が期待できる」(長崎市教育委員会 2005年『深堀遺跡』)という。さらに平成24年4月、深堀は長崎市の景観形成重点地区に指定され、「長い歴史を有する深堀の歴史と一体となった景観形成」が期待されている。
深堀の歴史を知ることは深堀の町づくりにも資するものと思われる。
この度も長崎新聞社出版室にお世話になった。…(以下、略)