出島和蘭商館跡のデジマノキ  長崎市出島町

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出島和蘭商館跡のデジマノキ  長崎市出島町

国指定史跡「出島和蘭商館跡」は、1636年(寛永13年)、江戸幕府がポルトガル人によるキリスト教の布教を禁止するために造った扇形の人口島。その後、鎖国令によってポルトガル船の来航が禁止されると、空家となった出島に平戸からオランダ商館を移し、1859年(安政6年)までの約220年間、鎖国時代における西洋に開かれた我が国唯一の窓口として大きな役割を果たした。
現在復元整備計画が進む出島では、2006年(平成18年)にカピタン部屋・乙名部屋・水門など5棟が新たに完成。出島誕生のいきさつをはじめ、出島での生活や貿易品、日本と西欧の国際交流の舞台として活躍した出島の姿などが展示されている(県観光連盟ながさき修学旅行ナビから)。

デジマノキは、長崎市出島町の「出島和蘭商館跡」敷地内、東側ゲートの方にある。現地説明板は次のとおり。2001年秋の正式調査では、高さ15m、幹回り2・25mとなっている。
この近くの旧内外クラブの建物が今、無料休憩所となっている。古写真が展示され、昭和9年の外観写真を見ると、右端に写っている木が当時のデジマノキであろう。
外山三郎氏が昭和38年に「植物研究雑誌」に紹介し「デジマノキ」と名づけた。

県指定天然記念物  デジマノキ 

デジマノキ(和名コパールノキ)は、東南アジアに分布するナンヨウスギ科の常緑高木で、学名はアガチス・ダマラ(Agathis dammara L.C.Rich)といいます。この木は、オランダ人が東洋貿易の根拠地としたジャカルタ(旧名バタヴィア)から幕末の頃にこの地に移植したもので、日蘭交流の貴重な記念樹といえます。
指定年月日 昭和41年4月18日  所有者 長崎市