川池井堰 兵庫県洲本市五色町都志大宮
淡路地域ビジョン社会基盤分科会HP「淡路島近代化遺産マップ」による説明は、次のとおり。
洲本市街から県道46号により五色町都志へ向かう。都志に入る手前、県道カーブが都志川の岸に進むので、右下に川池井堰が見える。案内標識があったが、川には下れなかった。
淡路島近代化遺産 10 川池井堰
■ 基礎データ名 称:川池井堰
分 野:農業(灌漑)施設
所在地:洲本市五色町都志大宮
管理者:縄手 田主
構 造:石塁
竣工年:文政6(1823)年
■ 概要説明
日露和平を導いた幕末の豪商高田屋嘉兵衞翁(55才の時)は都志川の流れを止め、用水確保のため土と石で大きな堰を築きました。翁が郷土開発に力を注いだ最初の事業でした。地域の生産力高揚に大きく貢献した。昭和6年大干ばつがあった翌年に近代式のダムに改修。下部石組みは、今も水をがっしり受け止めている。続いて都志港防波堤、次の年塩田港の改修が始まりました。