明神岬のイブキ群落 兵庫県淡路市草香
淡路市の南西部。県道31号明神海水浴場があるところの岬。草香明神が祀られている。
現地説明板は、次のとおり。
県指定文化財 明神岬のイブキ群落
指定年月日 昭和48年3月9日
所有者・管理者 明神区
明神港は、古くから開け、海運業で栄えた良港である。明神岬には草香明神が祀られ、神社の境内にはイブキ群落が県指定文化財として保存されている。この群落は最占種のイブキのほかに、周辺には高木としてウバメバカシ、クロマツ、低木としてトベラ、モチノキ、マサキ、ナワシログミ、草木としてハマナデシコ、ツワブキ、ハマボッス、ノキシノブ、クサスギカズラ、コオニユリ、ススキ、タイトゴメ、コヌカグサ、ヒメスゲ、コアカザ、ハマスゲ、イヨカズラなどが自生している。この、明神岬のイブキは樹皮がはがれているのは、海辺に自生し、常に風波のさらされているためである。また、このイブキは海運業で栄えていたころ、船乗りの人が九州方面から持ち帰り植樹したと伝えられる。
平成7年2月 兵庫県教育委員会