大和島のイブキ群落 兵庫県淡路市岩屋
大和島は、岩屋港の南東、岩屋海水浴場近くにある。絵島とともに古来から有名な島である。
現地説明板は、次のとおり。
県指定文化財 大和島のイブキ群落
指定年月日 昭和48年3月9日
所有者・管理者 淡路市
大和島は東西、南北ともに約20メートル、高さも約20メートルあり、面積約0.5ヘクタールを占め、島の中腹以上に植物群落があり、主としてイブキが優先する。
この島は砂岩や礫岩からなり、地味がわるく、そのうえ島の周囲が波浪で削られたことから、植物は頂上付近に見られ、いわゆる岩上植生となっている。
イブキは数百年をへたものも少なくないが、幹は曲がり、樹高は低い。数百年の風雪、波浪にも耐えて生き残ったこのイブキ群落は生態学上貴重である。
平成7年2月 兵庫県教育委員会