大正十一年頃のガラス写真 178ほか 三菱立神ドック

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大正十一年頃のガラス写真 178ほか 三菱立神ドック

「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。

「大正十一年頃のガラス写真」
178,182  (三菱立神ドック)

目録番号: 3835 三菱第一船渠及クレ-ン
〔画像解説〕
三菱造船の第一ドックとガンとリークレーン。明治後期から大正期(1890〜1920)の手彩色の絵葉書。第一ドックは、立神地区に最初に建設されたクレーンである。明治12年(1819)完成。5234と同じもの。

■ 確認結果

「ガラス写真」とは、感光する写真乳剤を塗ったガラス板を写真機にセットして撮影した後、乾板をもとに写真を焼き付ける。フィルムが普及する前の明治から昭和にかけてよく使われた(朝日新聞キーワード解説)。
スタジオアートアイ制作CD「大正十一年頃のガラス写真」は、長崎を撮影していると思われる
308枚の写真。整理番号のみで、撮影地はまったくわからない。心当たりの場所を探してみる。

整理番号178,182は、三菱重工長崎造船所「立神第一ドック」を、長崎港対岸の浪の平から撮影したものであろう。
長崎大学データベースには、目録番号: 3835「三菱第一船渠及クレ-ン」などの作品がある。