長崎の古写真考 長崎古写真 松ヶ枝橋

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長崎の幕末・明治期古写真考 長崎古写真 松ヶ枝橋

長崎大学附属図書館幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。

NAGASAKI GENEI
長崎古写真  不明 長崎あるいは例外 松ヶ枝橋

目録番号: 5203 大浦海岸通り(12)
〔画像解説〕
明治後期から大正期(1890〜1920)の絵葉書。大浦川河口から大浦海岸通りを写したもの。右端の橋は、松ヶ枝橋、端の建物はドイツ領事館。左端にイギリス領事館が見える。大正6年に電車が開通したので、それ以降の撮影。

■ 確認結果

「NAGASAKI GENEI」というサイトがある。ウェブ検索でなかなか表れないが、長崎の貴重な古絵葉書や古写真を多数、公開されている。
タイトル以外、特に説明がない。撮影地など一般にわかりにくいものを、取り上げ考えてみる。

長崎古写真の中にある「不明 長崎あるいは例外」の8枚目は、大浦川河口の「松ヶ枝」と思われる。現在の橋は、手前にずらして架けられている。昔の橋桁跡は前の位置に残る。
長崎大学データベース目録番号: 5203「大浦海岸通り(12)」に写る「松ヶ枝橋」と、手すりは大きさが違うようだが、背景の烽火山はほぼ同じ位置に写っている。