松尾のアコウ自生地 高知県土佐清水市松尾
県道27号(足摺岬公園線)から松尾漁港へ下る途中の松尾天満宮にある。高知県HP「高知の文化財」による解説は、次のとおり。
現地訪問を忘れたため、画像は高知県から提供を受けた。
松尾のアコウ自生地
名称ふりがな まつおのあこうじせいち
指定等 国指定 記念物(天然記念物) 指定年月日 : 大正10年 3月 3日
所在地・所有者 高知県土佐清水市松尾 松尾天満宮境内 ・ 松尾部落
解 説
松尾天満宮の境内に3株の大きなアコウがある。
そのうちの1本は、気根がイスノキに巻きついているが、アコウ、イスノキとも健在である。他の2本のうちの1本は、巻きつかれた木が枯死してしまって、アコウの木が空洞をつくった形になっている。
最大のものは、胸高周囲約9m、樹高約25mに達する巨樹である。
アコウは一応亜熱帯植物といわれているが、高知県の室戸岬や足摺岬周辺の海岸では所々で生育している。
アコウはその特異は気根の形態から、タコノキと呼ばれたり、また榕樹と書かれることもあるが、これらはいずれもアコウとは別の植物である。