宝生院のシンパク  香川県小豆郡土庄町

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宝生院のシンパク  香川県小豆郡土庄町

国指定文化財等データベース及び香川県HP「香川の環境」巨木による解説は次のとおり。

名称: 宝生院のシンパク
ふりがな: ほうしょういんのしんぱく
種別1: 特別天然記念物
指定年月日: 1922.10.12(大正11.10.12)
特別指定年月日: 1955.08.22(昭和30.08.22)
追加年月日:
指定基準: (一)名木、巨樹、老樹、畸形木、栽培植物の原木、並木、社叢
所在都道府県: 香川県
所在地(市区町村): 小豆郡土庄町
解説文:
天然紀念物調査報告(植物之部)第三輯 六九頁 参照 天然紀念物解説 一八〇頁 根元ノ周圍四丈八尺、地上約二尺ニシテ三大支幹ニ分ル各支幹ノ基部ノ周圍ハ北向ノモノ二丈四尺、西向ノモノ二丈五尺、南向ノモノ二丈五尺アリ いぶき Juniperus chinensis L.ノ代表的巨樹ナリ 地際の周囲15メートル、殆ど根本からそれぞれ基部の周囲7 08メートルの3大支幹に分れ、樹高約23メートル、樹冠は球状に近い。既知のシンパクのうち最大のものである。

(香川県解説)
シンパクで、特別天然記念物に指定されているのは、本樹のみ。シンパクとして日本で最大の老巨樹である。
ヒノキ科の常緑高木で、雌雄異株。宮城県以南、四国、九州の海岸部に自生する。本県でも香川の保存木として、四樹が指定されている。
イブキ、ビャクシン、シンパクなどと呼ばれているが同一のものである。
宝生院は、皇踏山の南麓にある、小豆島88ヶ所の54番札所である。シンパクの巨樹は、境内の東側、一段高いところの広い広場にある。
一株の木であって、森にも見えるほどに堂々と枝を広げている。地上1mで、支幹を三方に分かつ。そのいずれにも、空洞が見られるが樹勢は旺盛である。
平成6年度、支柱の補強事業が実施された。その折、小枝の年輪を数えたところ1センチ幅で
60年であった。
樹齢1500年は、古墳時代からのもの。老巨樹の底知れない生命力が感じられる。
【データ】
樹高 20.0m  胸高幹周 7.80m  枝張り 25.7m
所在地 小豆郡土庄町上庄中  指定状況 国指定特別天然記念物
【道 順】
北山バス停下車、徒歩約3分