旧讃岐鉄道岩屋架道橋 香川県綾歌郡宇多津町
宇多津町に残るアーチ式石橋。国指定文化財等データベース及びHP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」香川県の石橋によるデータは、次のとおり。宇多津中学校の北側。
名称: 旧讃岐鉄道岩屋架道橋
ふりがな: きゅうさぬきてつどういわやかどうきょう
員数: 1基
種別1: 交通
種別2: 土木構造物
時代: 明治
年代: 明治30
西暦: 1897
構造及び形式等: 石造単アーチ橋、橋長5.9m
登録番号: 37 − 0321
登録回: 62
登録告示年月日: 2009.01.22(平成21.01.22)
登録年月日: 2009.01.08(平成21.01.08)
登録基準1: 国土の歴史的景観に寄与しているもの
所在都道府県: 香川県
所在地: 香川県綾歌郡宇多津町字茶臼山
所有者名: 宇多津町
解説文: なし(別の解説と間違っている)
(HP「石橋橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」データ)
№4,794 岩屋架道橋 2009.11.23
綾歌郡宇多津町岩屋
橋幅:7.1m 径間:2.4m 拱矢:1.2m 環厚:30cm
旧讃岐鉄道岩屋架道橋 国登録有形文化財
「旧讃岐鉄道の数少ない建造物であり、鉄道・道路を含め、県内最古のアーチ橋である。全国的にも類例の少ない純石造の鉄道建造物で、国土の歴史的景観に寄与しているものとして登録された。
讃岐鉄道は、明治22年(1889年)に多度津を起点に丸亀・琴平を結んで開業した四国最初の本格的な鉄道路線である。明治30年(1897年)には、路線が丸亀から高松(西浜)へと延伸。その後、明治39年(1906年)に国有化され、国有鉄道讃岐線(のち予讃線)と呼称された。
宇多津町内には、昭和63年(1988年)の瀬戸大橋線開業に伴う路線の移転による廃線遺構が残っており、その中でも岩屋架道橋は最も保存状態のよい構造的にも特筆される事例である。
鉄道路線と里道、用水路を立体交差させるためにアーチ橋として構築、アーチ部を含めすべて花崗岩の切石を使用していることが特徴。アーチは半円アーチとし、壁面は布積み、橋の両側には谷積みの翼壁を設け、アーチ天端には、楔形の要石(キーストーン)をはめ込んでいる。町民からは、アーチ形のため、“めがね”“石のトンネル”と呼ばれ親しまれてきた。」 宇多津町